近年、東京ではいわゆる「都市型水害」が頻発しており、その要因は次の3点ということができます。
     
     
①地表がアスファルトなどに覆われていることによる流域の保水・遊水機能の低下
 ②地下利用など土地利用の高度化が進んでいることによる被害の増大
 ③ヒートアイランド現象や地球温暖化が原因と言われる集中豪雨の発生
     
     
 特に、③集中豪雨については、河川や下水道の現在の目標整備水準である時間50ミリを超える雨が増加しており、都市特有の問題を克服しつつ治水対策を実施し、浸水被害の軽減を図ることが喫緊の課題となっています。
     
       
       
         
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            流域の保水・遊水低下機能のしくみ | 
         
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  時間50mmをこえる降雨の観測回数
 
 
           都内116箇所の観測所における実績出典:「水害記録(東京都建設局)」
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